↓ 本記事の内容をざっくり4分で解説しています ↓
看護学校を受験し看護学生になったとき、これから看護師を目指すときに「何を勉強すべきか」「看護師として求められるものは何か」がわからない場合があります。
看護師を目指すうえで必要なものを知るのに読書がおすすめです。書籍から知識を得ることは、看護師を目指すうえでのモチベーションにもつながるでしょう。
今回はこれから看護師や看護学校受験を目指す人のために、おすすめの本をケース別に解説しています。ぜひ自分に合う一冊を見つけてください。
看護師を目指す人におすすめの本
これから看護師を目指す人におすすめの本を紹介します。看護大学や専門学校受験のモチベーションを上げたいときにもおすすめです。
看護師という生き方
自身も看護職として35年のキャリアを持つ近藤仁美さんの著書です。看護師を経験してきた著者だからこそ伝えられる、看護師という仕事の醍醐味や、看護師の仕事に必要なものが書かれています。
看護師の職種や転職、将来に関する知識についても網羅されているのも魅力です。准看護士は今後どうなるか、保健師や助産師への転職方法、給料の高い科などについても解説されています。将来の看護師像をどのように持つべきか考えている人にも、おすすめの本です。
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さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版
自分の強みや才能の発見につながる書籍です。人の持つ34の資質を解説し、自分の持つ強みや才能を見える化できるストレングス・ファインダーを使用し、自分の資質を発見していきます。
ストレングス・ファインダーへのアクセスコードがついているため、書籍とウェブテストを合わせた強みや才能の発見につながります。「将来看護師になりたいけれども、適性があるかわからない」「看護師になったときに活かせる自分の強みが知りたい」という人に向いている一冊です。
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看護の力
日本赤十字中央病院に看護師として勤務した、日本赤十字看護大学名誉教授の川嶋みどりさんの著書です。看護の営みの原点とは人間が誰でも持っている自然に治る力を引き出すこと、とし看護師としての心や技の真髄が描かれています。
実際に看護師として勤務するうえで直面する悩みと解決法、人間らしくふつうに生きるためのケアなど、これから看護師を目指すうえで踏まえておきたい先人の知恵や経験がつまった一冊です。
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看護学生におすすめの本
看護大学や専門学校受験を突破し、看護学生になれば学ぶことは多くあります。看護学生のときに読んでおきたい、参考書や書籍を紹介します。
看護覚え書―対訳
「クリミアの天使」として、クリミア戦争時敵味方分け隔てなく献身的な看護を提供した、フロレンス・ナイチンゲール。近代看護教育の母とも呼ばれている彼女の著書です。ナイチンゲールの看護に対するさまざまな視点が学べます。
原作の”Notes On Nursing.”の英文と日本語の対訳になっているため、よりナイチンゲールの心情や思いを推し量れる一冊です。看護に関する広い視野を身につけたい、看護学生におすすめです。
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その先の看護を考える気づき:学びつづけるナースたち
看護学生は、大学や専門学校で看護実習を経験します。この本は、看護実践を客観的に捉えられ、気づくべきポイントを網羅した一冊です。実習ではなく、実際に看護の現場に立ったときにすべきことがわかります。
「気付きの力を養う、体験を概念化する」「暗黙知を形式知に変える」の3部から構成され、これからの看護を変えるための気づきの発見につなげられます。
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実習記録の書き方がわかる 看護過程展開ガイド
看護学生が学んでいく、看護理論の重要なポイントをまとめておさえた一冊です。ヘンダーソン、ゴードン、NANDA-Iなどの主要な理論・枠組みで、看護理論の展開をわかりやすく解説しています。
1年生のときは看護理論の基本を身に付けるために、2~3年生になれば看護理論の展開に活用する参考書として長く使用できます。看護学生の間に何度でも活用できるため、ぜひ持っておきたい一冊です。
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新人看護師におすすめの本
看護学校を卒業し、新人看護師として勤務をしているときに読んでおきたいおすすめの本を紹介します。
こころを看取る 訪問看護師が出会った1000人の最期
聖路加国際病院訪問看護ステーションの所長の押川真喜子さんの著書です。在宅医療に20年以上携わり、1,000人もの患者さんを看取ってきた自身の体験を元にした内容になっています。
看護師として働くうえでは、患者さんの死や看取りに直面する機会は避けられません。自分の死生観や、生きることに対して改めて考えさせられる一冊です。終末期の患者さんを看取るターミナル・ケアやご家族への接し方などにも触れられているため、よりよい看護を提供したいと考えている新人看護師の方にもおすすめです。
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看護職とは何か
原書”Le métier d’infirmiére en France”の日本語翻訳版です。フランスにおける看護師という職業の確立、フランスの看護師が看護について考えながら法的なアイデンティティを作り上げていった軌跡について書かれています。
フランスの看護における歴史や先人たちの苦悩を知ることで、看護職は何かという根本に触れられる一冊です。新人看護師として働き出したときに読めば、もう一度自分の看護論について改めて見つめ直せるでしょう。
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看護師1年目から身に付けたい一生を支える大切なスキル
看護大学や看護学校を卒業し、看護師国家試験に合格し、努力を積み重ねて新人看護師としての一歩を踏み出す人がほとんどです。ところが、いざ新人看護師として一歩を踏み出すと「本当に看護師として仕事ができるのか」と不安になる人とも多いでしょう。
こちらの本は、新人看護師が1年目を無事に乗り切るためのポイントと、必要なスキルを解説した書籍です。患者さんとの接し方や看護業務の攻略法、仕事をしながらの効率的な勉強方法まで網羅されています。不安になりがちな新人看護師時代に、ぜひ手に取りたい一冊です。
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看護師になるためには、まず看護学校の受験に合格しなければなりません。合格のための勉強法はどうすればいいのか、詳しく紹介します。
人と接する力が欲しいときに読みたい本
患者さんやご家族、病院関係者と看護師はさまざまな人と円滑な人間関係を築けるコミュニケーション能力が求められます。また、看護の現場ではチームワークも必要です。看護師として身に付けるべき、人と接する力を学べる本を紹介します。
言葉で治療する
諏訪中央病院名誉院長である鎌田實さんの著書です。長野県の諏訪中央病院で地域医療に携わった経験から得た、心と体が立ち直っていく言葉の数々が紹介されています。「医師や看護師の言葉ひとつで、患者さんの治療は天国にも地獄になる」とし、医師や看護師、患者も救われる新しいコミュニケーション方法が学べる一冊です。
言葉の選び方、伝え方、目つき、顔つきなど患者さんと接するときに押さえておくべきポイントが網羅されています。
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99・9%の人間関係はいらない
企業で働く人向けの書籍ですが、病院という組織のなかで働く看護師の参考にもなります。看護師として働くうえでは、周りとのチームワークも必要です。その一方、周りに合わせるために我慢をしたり、人間関係に悩んだりすることもあるでしょう。
この書籍では、周りに振り回されるのではなく振り回す人間になる、リストラから学ぶ孤独力など、組織のなかでも自分を保つためのポイントが解説されています。病院での人間関係に悩んでいるときや、周りと円滑な人間関係を築きたいときに読みたい一冊です。
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看護師としての知識やスキルを学べる本
看護論のほか、治療や診察に関する知識やスキルなど、看護師は勉強すべきことが多くあります。看護学生のときから新人看護師になったときまで活用できる、看護師として必要な知識やスキルを学べる本を解説します。
ナースのためのCDによる呼吸音聴診トレーニング
看護師は呼吸音を聴診し、患者さんの状態を瞬時に判断するスキルが求められます。呼吸音の聴診トレーニングにおすすめの書籍がこちらです。正常音と異常音の区別、状態・病態の違いによる音の変化を書籍とCDで学べます。
書籍では正しい聴診方法や評価方法、聴診の事例について解説。CDでは実際の聴診音を聞いてトレーニングができます。実践に活かせる聴診スキルを身に付けたい人におすすめです。
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看護の現場ですぐに役立つ 看護の基本スキル
看護の現場で必要となるスキルや知識を、図解によってわかりやすく解説した「ナースのためのスキルアップノート」シリーズの一冊です。こちらは、看護技術の優先順位、患者さんへの接し方、感情を抑える方法など、看護師として身に付ける基礎的なスキルが網羅されています。
同シリーズでは、バイタルサイン、訪問看護、地域包括ケア、人体の基本と名前など分野に応じたさまざまな書籍が発行されています。得たい知識やスキルに合ったものを選んで、勉強するのにもおすすめです。
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知らない価値観や基準に触れて、新たな自分を見つけよう
これから看護師を目指したい人や、看護学生、新人看護師におすすめの本をシーン別に紹介しました。看護師として必要なものを知りたいときや、実践的な知識やスキルを身に付けたいときに、書籍は役立ちます。さらに、自分の看護観の見つめ直し、看護師の勉強や仕事につまづいたときにも、本によって知らない価値観や基準に触れることができます。自分に合った一冊を見つけて、理想の看護師を目指すための新しい一歩を踏み出してみましょう。
その他、人気の参考書が気になる方は、当ブログの「看護大学受験におすすめの人気参考書と勉強方法を解説」という記事に詳しく載っていますので、そちらも参照してください。
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