【看護専門学校面接対策】評価ポイントとよく聞かれる質問&回答6例

看護専門学校 面接の頻出質問6選!

↓ 本記事の内容をざっくり5分で解説しています ↓

看護専門学校の面接は、試験と同じように重視されているため、しっかりと対策をすることが大切です。しかし、対策をしようにも「何を聞かれるんだろう」「どう答えれば良いのだろう」と不安な人もいるでしょう。

今回は、看護専門学校の面接対策に役立つ方法について、面接官に評価される3つのポイントと、面接でよく聞かれる6つの質問および回答例をご紹介します。

看護専門学校の面接官が本当に聞きたい3つのポイント

看護師が教えるポイント

看護専門学校の面接では何を聞かれるのか、不安に感じている方もいるでしょう。面接では志望動機をはじめ、看護師としてやっていけるのか適性もチェックされています。

筆記試験と同じように面接を重視しているため、できるだけ良い印象を与えたいものです。看護専門学校の面接対策として、面接官が本当に聞きたい3つのポイントについて解説します。

志望動機や学習意欲はあるか

面接では「なぜ看護師を目指したのか」「なぜこの学校を選んだのか」など志望動機は必ず聞かれます。面接官が納得するように、具体的に伝えることがポイントです。

<NG例>

  • 家から近いから選びました。
  • 開校からまだ年数が経っていなくて、きれいな学校だからです。

このような他の学校にも該当するようなことが志望動機だと、面接官にはあまり良い印象にはうつりません。

<OK例>

  • この専門学校にしかない独自のカリキュラムに魅力を感じ、ここで学びたいと思いました。
  • 御校では、総合病院や高齢者施設など実習先が幅広いため、さまざまな患者さまと接することができます。自分の成長につながる場所だと思ったことが志望動機です。

他の学校にはないと具体的な魅力を伝えていることから、志望動機がはっきりとわかります。

人間性や表現力は看護師として適正であるか

看護専門学校の面接では、看護師としての適性をチェックするために、人間性や表現力がチェックされています。医療の現場では看護師の仲間をはじめ、医師や他専門職と連携して患者のケアにあたるため、協調性は不可欠です。

面接では、過去に乗り越えたことのある経験を聞かれます。経験談を話すときは当時の状況や自分の行動、他の人との会話など面接官にもイメージしやすいように話すのがポイントです。

また、こうした「表現力」のある看護師は看護の現場においても、考えや想いを仲間にわかるように話せるため、スムーズに業務を進めることができます。普段の生活でも鍛えられるので意識してみてください。

志望分野・仕事への理解度はあるか

看護専門学校の面接では、看護師の仕事内容をどのくらい理解しているのか面接官は聞きたがっています。医療と看護の現場は過酷なものであるため、看護師の仕事への理解度が低いと「すぐに辞めてしまうのでは?」と思ってしまいます。看護師の仕事内容は以下の3つの方法で調べましょう。

  1. 看護専門学校の学校説明会やオープンスクールに参加する
  2. 実際に現場で働く先輩看護師に聞く
  3. 病院や介護施設などの公式ホームページから働く看護師の声を調べる

もし看護師として勤務したい病棟や、終末期・看取りケアなど志望分野があるなら、事前にしっかりリサーチをしてあらゆる質問に対応できるようにしておいてください。

看護学校の初歩的疑問に関しては、当ブログの「看護専門学校は3年通えば看護師になれる?初歩的疑問を解説!」という記事に詳しく載っていますので、そちらも参照してください。

面接官が本当に知りたい事は?

看護・医療受験サクセス

<看護専門学校受験・合格体験談>

東京都 K・Yさん
願書ワーク×面接・集団討論ワークが最強、面接官との質疑応答がかなりスムーズに!

第一志望の学校に無事に合格できました!ありがとうございました。

受験の時に一番役に立ったのは、面接・集団討論ワークと、意外にも願書ワークでした。願書最強ワークで自分のアピールポイントや志望動機が明確になったので、面接・集団討論ワークで、回答を深めながら、第一印象が良くなるポイントを把握して、質疑応答がかなりスムーズにいきました。頻出質問20問を、音声で一問一答できる、忙しい社会人の救世主のようなアイテムでスキマ時間にひたすら練習して自信もつきました。

私もそうなのですが、看護学校受験は勉強にブランクがある受験生も多いので、学科試験に時間を取られ、願書や面接対策まで手が回らない受験生も多いと思います。でも、勉強をどんなに頑張っても、願書や面接でつまずくと、結局、合格を逃してしまうのでもったいないです。願書、面接、学科試験、どの対策も網羅した15冊セットは、看護師を本気で目指す受験生にぜひおすすめしたい教材です!

 

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看護専門学校の面接でよく聞かれる6つの質問とその回答

自信を持つ男性

看護専門学校の面接でよく聞かれる質問を6つご紹介します。面接対策にぜひ役立ててください。

1.本校を志望した理由を聞かせてください

御校を志望したのは、国家資格試験の合格率が100%と高いことと、独自の授業カリキュラムに関心を持ったことが理由です。私が目指している看護師になるには、こちらの学校の環境で学ぶことがベストだと感じました。

この質問に対して回答するには、事前に志望校の教育理念やカリキュラムについてしっかり理解しておく必要があります。情報が不足していると、回答内容が薄くなってしまい面接官にもうまく伝わりません。公式ホームページや学校説明会で情報を収集しておきましょう。

2.普段の生活で行っている健康管理法を教えてください

生活リズムが乱れないように、休日でも早寝早起きを心がけています。また、体力が落ちないように移動は徒歩が中心です。階段も意識して利用するようにしています。また、現在一人暮らしのため、栄養バランスを意識した食事が摂れるように、栄養素については独学で知識を得ました。

看護の現場は大変過酷なため、自身の健康管理は必須です。「とても疲れやすく運動が苦手です」「貧血ぎみで倒れてしまうことが多いです」など、面接官が不安に感じるような受け答えは避けましょう。実際に行っていない健康管理法を伝えるのも、良くありません。

自身の健康や体力に自信が持てないなら、看護師を目指すために今日からでも何か対策を始めましょう。

普段の生活で行っている健康管理法を教えてください。

3.学生時代に欠席が多い理由を教えてください

学生時代は人間関係が原因のトラブルにより、体調を崩して長期間通えない時期がありました。担任の先生や親のサポートもあって少しずつ登校できるようになりました。現在は友人もできて休むこともありません。4月からも元気に御校へ通うことができます。

いわゆる「不登校」であることを伝えなくても、欠席日数などを見れば面接官によっては状況を理解してくれるでしょう。大事なのは、現在どうなのか、入学後はどうできるかということです。

学生時代に欠席が多かった方は、しっかりと回答できるように対策しておきましょう。

4.友人たちからあなたはどんな人だといわれますか

私は友人たちから責任感が強いといわれます。学生時代、友人たちとバスケット部に所属しており、3年生のときに部長に任命されました。大会前はこまめに声をかけて、モチベーションが下がらないように努めました。一人ひとりへのケアにより部員全員の気持ちをひとつにすることができて、勝利をつかむことができました。

看護の現場は協調性が求められます。周りとうまくやっていけるのか、仕事とどう向き合うのかをチェックしている質問です。

具体的にいわれたことがないという方でも、自己分析を行うことでいくつか思い出せることがあるはずです。家族やバイト先などに対象者を広げて思い出してみましょう。

5.ボランティア活動の経験はありますか

学生時代には、ボランティア委員会に所属していました。駅前のゴミ拾いがメインでした。毎日拾っても翌日にはゴミが捨てられていて、辛い気持ちになりました。雨天を問わず、毎日続けていたことで少しずつ拾うゴミの量が少なくなってきてうれしかったのを覚えています。辛くても、頑張って乗り越える忍耐力を養うことができたのかなと思っています。

委員会によるボランティア活動でも、責任感をもって成し遂げたことがわかれば大きなアピールポイントになります。ボランティア活動の経験がなくても、今後はそういう活動をしてみたいなど挑戦する意思を伝えると好印象を与えることができます。

ボランティア活動の経験はありますか

6.どのような看護師を目指していますか

患者さんやご家族の気持ちに寄り添える看護師を目指しています。辛い闘病生活を送る患者さんやサポートする家族に寄り添えるのは、近くでお世話をする看護師だからこそできることだと考えています。

将来なりたい看護師像など明確な目標がある人は、困難な状況になっても目標に向かって突き進める忍耐力があります。看護師資格を取得後もすぐに理想の看護師になれるとは限りません。しかしこのように答えることで、働きながらなりたい看護師を目指して奮闘する姿がイメージできますし、個人の看護感も面接官に伝えることができます。

知っておきたい面接のマナー

落ち着いて面接を受ける女性

看護専門学校の面接で、面接官により好印象を与えられる面接のマナーをご紹介します。

  1. 学校に入ったらおしゃべりはせずに姿勢を正して待つ。
  2. 名前を呼ばれたらはっきりと大きな声で返答。
  3. ドアはノックをしたあとに返事を聞いてから入室する。
  4. おじぎは入室後に1回。着席前に1回。
  5. 着席したら背筋を伸ばしてから深めに腰かけてから両手は太ももの上に置く。
  6. 話すときは面接官の喉あたりを見ながら落ち着いてハッキリと。
  7. 面接終了後は椅子の横に立って「ありがとうございました」といっておじぎをして退室。

面接という慣れないシチュエーションは、緊張する方がほとんどです。普段は慣れない場所でも平気という方も、合否がかかっていることで知らぬうちに緊張していることも。緊張すると、普段は人前で見せない話し方の癖が出てしまう方もいるため、状況に慣れるように事前に何度も練習をしておきましょう。

評価されるポイントを理解することが面接合格の近道

今回ご紹介した3つのポイントを理解すれば、面接官により良い印象を与えることが可能です。具体的な回答例が作れない人は6つの質問と回答例を役立ててください。最後に身だしなみを整えるのはもちろん、紹介した面接マナーも身につけて自信をもって面接に挑んでください。

また、当ブログでは、看護学校を受験するにあたって、試験官に刺さる面接回答を最短8日で作成できる「面接・集団討論最強ワーク」を取り扱っています。取り組めば面接対策で絶対押さえたいポイントが分かり「筆記試験対策に多く時間を充てられた!」「一問一答の音声で一人でも面接練習がしやすかった!」と、8割の方がご利用くださっています。最小投資で志望校の傾向に合わせた対策ができる「志望校別・合格レベル問題集」も併せてご活用ください。


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