対策必須の生物!看護大学受験で生物基礎を選ぶ理由と対策法を解説

看護大学受けるなら生物が◎!メリットと対策

看護大学受験を目指している皆さんは、どの受験科目にしぼって学習すべきかお悩みではないでしょうか。中には、文系の科目をメインに学習を進めている人も多いかもしれません。しかし看護大学受験をするとなると、多くの場合「理科」の選択をする必要があります。

当ブログでは、看護大学に入った後、看護師になった後にも活かせる「生物基礎」「生物」を選択することをおすすめします。そこで今回は、生物を対策科目として選ぶメリットや学習のポイントについて解説します。

理系科目も対策しよう!生物基礎を選ぶ理由

白の服の女性が勉強。左手にはカップ

理科は、英語・国語・数学と異なり、選択式とする看護大学が多いという特徴があります。次に挙げる理科から1〜2科目を選択したり、選択肢に理科に加えて数学が含まれていたりとさまざまです。

  • 生物
  • 生物基礎
  • 化学
  • 化学基礎
  • 物理
  • 物理基礎

ここでは、とくに「生物基礎」を選ぶことがおすすめです。その理由についてみていきましょう。

「生物基礎」と「生物」の違い

「生物基礎」と「生物」は似ていますが、同じ内容ではありません。生物基礎は、高等学校で文系・理系にかかわらず履修する必修科目です。文字どおり現代生物学を学ぶうえで基礎となる知識を学びます。

一方、生物では生物基礎を発展させ、より難しい内容を取り扱っています。いずれも人体構造や自然環境を学ぶため、単元においては重複する部分があります。しかし、対策する内容は大きく異なることを知っておきましょう。

看護大学受験は「生物基礎」なら対策しやすい

生物は化学や物理などと比べて数式などがあまり出てこないため、看護大学受験では暗記中心で対策をします。後述しますが、生物基礎は単位数が少なめで履修内容は多くありません。そのため理系科目に苦手意識のある人でも、生物基礎の対策は小論文対策よりも簡単に感じるはずです。

また短期間で基礎知識を身につけられるため、夏からの対策でも看護大学受験に十分間に合います。

「生物基礎」を学習すれば選択肢が広がる

理系科目に苦手意識があっても、最低限生物基礎は対策しましょう。看護大学受験においては、対策を文系科目だけに絞り込むと大学の選択肢が狭まります。

私立の看護大学は「英語」「国語」「生物基礎」の3科目のみで受験できるところが多いです。大学によっては、内容がより難しい「生物」が試験科目とされることもあります。どちらかというと難関大学の入試で「生物」が必要とされるケースが多くみられます。

生物を対策しておくメリットは、看護大学受験の選択肢が増える以外にもあり、看護大学に入学した後、人体の構造や機能を学ぶ際に役立つことです。実際に生物への理解が、アドミッションポリシーなどに明記されていることもあるのでチェックしてみてください。

「生物基礎」と「生物I」は異なる

実は2013年から新課程が導入され、科目の名称が次のとおり変更されています。

課程の種類科目の名称と単位数
新課程・生物基礎(2単位) ・生物(4単位)
旧課程・生物I(3単位) ・生物II(3単位)

もともと生物Iから生物基礎へと変更される際に単位数が減ったので、生物基礎の難易度は低くなりました。生物Iと生物基礎では履修内容が異なるので、最新の問題集で対策することが大事です。

看護大学受験の生物では何が出題されるの?

黄色い背景に本が並べられている

ここでは、生物基礎と生物においてどのような問題が出題されるのかみていきましょう。

生物基礎で出題される内容

生物基礎すべての範囲から出題されています。基礎的な用語が問われたり典型的な計算問題を解いたりすることが多いです。近年では、植物分野から出題されたケースもあるため、まんべんなく取り組む必要があります。

とくに次のような分野から問題が頻出されているので参考にしてください。

  • 血液
  • 交感神経・副交感神経の働き
  • ホルモンの種類や働き
  • 生殖と発生
  • 遺伝
  • 光合成

新課程から加えられた「バイオーム(植生)」も出題された大学があるため注意が必要です。基礎知識を問われる標準的な問題が多く、看護大学受験生の誰もが高得点をねらえる内容となっています。取りこぼしのないように、ていねいに学習しましょう。

生物で出題される内容

生物は生物基礎よりも2単位も多いことからもわかるとおり、教科書のボリュームが多く出題範囲も広いという特徴があります。そこで、時間をかけてすべて網羅できるように対策しましょう。

頻出分野である「生殖と発生の仕組み」や「動物の恒常性」は、ていねいに時間をかけて学習する必要があります。看護大学受験ということもあり、人体に関する分野では手を抜いてはいけません。図の理解を中心に、正しく覚えることが大事です。

また近年では、思考力や判断力を問われる設問が重視されています。つまりデータを正確に読み取ったり論理的に考察したりする力が求められているということです。演習問題を繰り返して、力をつけるようにしましょう。

当ブログでは、志望大学に特化した「大学別・合格レベル問題集」を取り扱っています。実際に看護大学を受けた受験生の聞き取りをもとに作成しているので、あなたの目指す看護大学の出題傾向を正確に把握できます。「他の問題集や参考書に目移りせずに集中して取り組める」「学校の課題や仕事とも両立できた」と、92.4%のお客様から、満足のお声を頂いております。最小の投資で効果を最大化できる問題集となっていますので、ぜひ対策に活用してください。

 

                  

生物の看護大学受験対策のポイントはコレ

ここでは看護大学受験生向けに、生物基礎・生物の対策に役立つポイントを3つご紹介します。

すべてを網羅して暗記しよう

過去問を参考にしながら、よく出題される用語をひたすら暗記しましょう。センター試験向けに作成された難易度が低めの参考書を一冊用意して、人体・植物にかかわらず出てくる内容を徹底的に暗記しましょう。

「すべてを網羅」とはいえ、例えば植物種に関連するバイオームは、覚えにくいことから対策すべきか悩んでいる人も多いでしょう。過去問の傾向をよく確認して、対策する・しないを判断することが大事です。

入学してから看護学を学ぶ際に、看護大学受験時に生物を学習したことがとても役立ちますので、しっかり取り組みましょう。

知識を身につけ同じ問題集を繰り返し解こう

参考書や問題集を、あれこれ用意する必要はありません。自分にとってわかりやすい参考書や問題集を選んだら、知識を身につけるために同じ問題集を繰り返し解きましょう。

どれだけ徹底して知識を身につけられるかが、生物の看護大学受験対策のポイントです。高校生向けの教科書や参考書はわかりやすく書かれているので、大学でもわからない用語が出てきた際に参考になります。勉強が無駄になることはないので、しっかり読み込みましょう。

計算問題を確実に解けるよう演習問題をこなそう

生物で課される計算問題は、与えられた文章やデータを読んで適切に理解できているかが問われる問題がほとんどです。生物基礎においては、パターンが決まったやさしい計算問題が中心となります。

いずれも数学や物理のように、難解な計算式を解く力が求められているわけではありません。計算問題では、与えられた状況を文章から図に変換して整理して解く方法も試してみましょう。

演習問題に繰り返し挑戦し、確実に解ける計算力を身につけることが大事です。なお看護大学受験に限りませんが、入学試験は時間との勝負です。時間を測りながら過去問や模試に取り組み、時間配分の感覚を身につけるようにしましょう。

看護大学受験では生物基礎をしっかり対策しよう

生物基礎や生物は、とにかく暗記が重視される科目です。看護大学受験に向けて対策しているうちに体の中や自然界で起きていることが身近に感じられ、暗記を楽しめるようになるかもしれません。

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